m3ドットコム連載中『フランス便り』より

フランス全医療・介護職者へのCovid-19特別手当支給 - セギュール保健会議 総額190億ユーロ


*基本給アップ

7月13日、医師を除く全ての病院職員、高齢者施設職員給与の手取り183ユーロ/月アップで政府と労組が合意。この恩恵にあずかる対象者数は延べ500万人。慢性的な人手不足には、1万5000人のポストが新たに作られ、リクルートが開始されます。医師に関しては、パブリック活動専従医師に限って、手取り700ユーロ/月の特別手当がつきます。これらに合計80億ユーロが投じられることで合意されました。


*特別手当

基本給アップ以外では、COVID-19特別手当が最高1500ユーロ、割増の残業手当(日勤:87.5~90.5%、夜勤:150%、日・祝祭日:99%、それぞれアップ)が支払われました。


 この特別手当と残業手当は、3月1日から4月30日までの期間、特に患者の多かった県の公立病院職員(医師・インターン・看護師・看護助手のほか、パラメディカル)が対象となります。それ以外の県の公立病院職員には特別手当500ユーロが支払われました。


 さらに当直勤務の医師(インターン、外国籍医師を含む)には、割増の当直手当(50%アップ)が支払われました。これら諸手当は、いずれも非課税。


 7月21日、合計190億ユーロの追加予算の決定で、セギュール会議は閉会しました。


賃上げ以外の主な合意内容は、以下の通り。


• 毎年、季節性・流行性・パンデミックに合わせ、4000床の臨時増床予算。

• 2025年までに看護助手倍増

• 看護師学生ポスト:10%増員

• 高齢者介護施設労働条件改善予算:21億ユーロ(主にエコロジー・エネルギー・改装)

• 3カ年デジタル・トランスフォーメーションおよびオンライン診療プラットフォーム予算:14億ユーロ、オンライン診療患者自己負担ゼロ

• 公私病診連携予算:25億ユーロ

• 介護士・看護師給与及び諸手当(キャリアパス教育支援など):60億ユーロ


*在宅支援ヘルパーにも拡大

この保健省での決定で「忘れられていた」在宅支援サービスのヘルパーにも、1000ユーロ支給が、8月4日、マクロン大統領によって発表されました。


詳細は、m3.comで連載中の『フランス便り』でご覧下さい。


#フランス医療制度

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m3ドットコムで連載中の『フランス便り』更新しました! 民衆の怒りが王の首を斬り落としたフランス革命が、今日では直接選挙の大統領選に代わったかの様です。 老いも若きも熱くディベートする5年毎のこの大イベント、今回の棄権率(日本の投票率ではなく、フランスでは棄権率を公表します。)第一回目投票が26%、第二回目投票が28%でした。 https://www.m3.com/news/iryoishin/1

フランスには、「在宅入院」と言う制度が有ります。 これは、その他に色々ある「在宅医療系サービス」の中でも、ごく一部の患者が対象となり、日本の訪問診療と比べてもより限定的な範囲になります。 周産期から終末期までを対象とし、まさに「ゆりかごから墓場まで」ではありますが、その中で「(院内使用の)薬剤や高度の技術や医療機器を要する」「多職種・多数の医療従事者による頻回の処置・介入を要する」フェーズにある患